奈良育英高等学校のお知らせをご案内します。
8月26日(金)~27日(土)
国際理解Gコース2年生が、京都外国語大学を訪れ、CAMP PAX MUNDIに参加しました。
2年生は昨年度に引き続いて2度目の参加です。今年度は、4班の小グループにわかれ、SDGsの17つある目標のうち、
A・B班は、No.5 Gender equality (ジェンダー平等を実現しよう)を、C・D班はNo.11 Sustainable cities and communities (住み続けられるまちづくりを)についてそれぞれ学習しました。
【 1日目 】
午前中は、アイスブレークとして自己紹介をした後、班ごとにペーパータワーを作り高さを競い合うゲームや、SDGs関連の質問に答えながらコマを進めるボードゲーム、さらに大学の敷地内に予め隠されたアルファベットを見つけて英単語を作成する宝探しゲーム等、大学生が考えて下さった活動を通して徐々にリラックスすることができました。
午後A・B班
京都下京区にある浄土真宗の宝蓮寺を訪問しました。
一般的に男性のイメージが強いお寺の世界ですが、その中で長きにわたりお寺を守り続けて来られたご家族からのお話や、お仕事についてAriyaさんからのお話を伺いました。
主に、生徒たちはジェンダーギャップについての質問を英語で行いました。難しいところは日本語でも説明して下さり、有意義な時間を過ごすことができました。
その後、京都国際漫画ミュージアムを訪問しました。大学生のサポートを得ながら、マンガの中に描かれたジェンダーギャップに関する情報を集め、翌日のプレゼンテーションに備えました。
午後C・D班
京都市市民防災センターを訪問し、地震体験や4Dシアターを用いた地下浸水の映像体験などを通して自然災害に対する心構えや京都市の取り組みについてお話を伺いました。
その後、京都市下京区にある重要文化財の杉本家住宅を訪問しました。杉本家は1743年に「奈良屋」の屋号で呉服商として開業した後、現在の土地に移りました。
大火による家屋の損失も乗り越え、代々暮らしを守り続けた生活の知恵についてお話を伺いました。その話から水や衣類、食物など全てを大切にするSDGsの精神が人々の暮らしに根付いていることを学びました。
【 2日目 】
午前
前日の活動について、各班ごとに振り返りをしたのち、学んだことを共有するためにプレゼンテーションの作成にとりかかりました。
今までにもSDGsについて学習をしてきましたが、実際に施設を訪問し、そこで活動しておられる方々のお話を伺ったことで、さらにSDGsの問題と自分たちとの関りについてより深く感じることができました。 英語でのスクリプト作成は簡単ではありませんでしたが、大学生の皆さんが丁寧にサポートして下さったおかげで作業は順調に進みました。
午後
昼食休憩のあと、スライド画面を確認しながら、単語の発音をチェックし、発表の練習を行いました。
時には笑い声も聞こえるなど、大学生の皆さんともすっかり打ち解けて、和やかな雰囲気の中で作業ができました。
発表本番では少し緊張もしましたが、各班ともにユーモアも交えながら発表し、皆でSDGsの意義を再認識することができました。
今回学んだことを家族や友だちなど、多くの人と共有し、これからも様々な角度から学習を続けていきたいと思います。
今年度も私たちのために様々なご準備をして下さった京都外国語大学の教職員・並びに大学生の皆さま、そして訪問先の施設の皆さま 本当にありがとうございました。
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